先輩からのメッセージ
“子どもたちが好き”から
富士みのりを好きになってください
由加先生
■主幹保育教諭
■平成8年度採用
■既婚/子ども2人(5歳男児/4歳女児)
Q.子どもたちに寄り添って感じることは?
基本的に子どもたち自身は変わりませんが、取り巻く環境は大きく変わったことを実感します。親御さんの働き方の変化、特に、女性も男性と変わりなくフルタイムで働く人が増え、長時間の保育やリフレッシュのためにお子さんをお預かりするなど、ニーズの変化を感じます。
お子さんが園で過ごす時間が増えたぶん、ゆったりと過ごす時間はもちろんですが、多様な経験ができることを大切にしています。当園の大きな特長であるヨコミネ式教育法もそのひとつ。園で生活する中で、個性と可能性をできるだけ引き出してあげたい、自信をもって小学校へ進学して欲しいと思いながら、日々子どもたちと接しています。
Q.先生ご自身も働くママとして、仕事との両立はどうですか?
私には年子の子どもが2人いて、毎日バタバタな生活を送っています(笑)。主幹保育教諭としてできるだけ園の仕事をしたい気持ちもあるのですが、まだ子育て真っ最中なので、周りのスタッフに協力してもらいながら勤務時間の調整をしています。当園は、主幹保育教諭が2名体制ですので、私が行き届かない部分はサポートしてもらい、子どものことで急に休みを取らなくてはならない時なども対応してもらえるので有難いです。
今、育児休暇に入っている正規職員が2名います。子どもたちの大切な命をお預かりする仕事なので、仕事を長く続けて経験を積んで欲しい。先生自身が子育てを経験すれば、保育に厚みが出ますし親御さんに対する理解も深まります。ですから、仕事を続けてもらえるように勤務時間や仕事内容の調整や体制について常に園長たちと話し合いながら配慮しています。その結果、10年以上のベテランさんが増え、離職率は減っています。
Q.新人の先生にはどのようなサポートをしていますか?
新人の先生が入職すると、最初に1冊の大学ノートを渡します。このノートは、いわば私との交換日記。日々の小さな出来事から悩みや不安まで、どんなことでも自由に書いてもらって、私や園長が返事を書いています。直接話しづらい事もノートになら書けますし、読み返して自分の成長を感じることもできるようで、先生方から「宝物です!」とよく言われます。また、入職後は年齢の近い職員を“お姉さん先生”としてサポートしてもらいます。身近な先生との信頼関係を深め、互いに学び刺激しあいながら成長していく…職員同士の人間関係が良いといわれているのは、こうした部分があるのかもしれません。
Q.富士みのりこども園で働くには、何が必要ですか?
何よりも当園を愛してくれる人がいいですね。さまざまなカリキュラムがあるので、新人の先生にとってハードルが高いと感じられることがあるようですが、発表会のピアノは専門講師にお願いしていますし、運動も子どもたちのサポートが主なので高いスキルなどは求めていません。その代わりに、情熱をもって子どもたちの成長を支えたい、「この園が好きだな」と思ってくれるような人と仕事をしたいです。そのために、私たちは常に職場環境を意識して、人とのつながりを大切にしています。